大雨と雷及び突風に関する愛知県気象情報 第6号
令和3年 7月 3日05時54分 名古屋地方気象台発表

 愛知県では、3日昼前にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。

 [気象概況]
  梅雨前線が東海地方に停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、前線の活動が活発となっています。梅雨前線は、引き続き東海地方に停滞するため、愛知県では、3日昼前にかけて雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。その後も5日にかけて断続的に雨となるため総降水量がさらに多くなる見込みです。
  降り始めからの総降水量が、7月の月降水量の平年値をすでに超えている所があります。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。雨雲が予想より発達した場合には、警報を発表していない地域でも、警報級の大雨となる可能性があります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(6月30日8時00分)から7月3日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   新城市作手高里木戸口 358.5ミリ
        新城市富沢 331.5ミリ
     豊橋市神野新田町 331.5ミリ
       豊田市阿蔵町 299.5ミリ
      蒲郡市神ノ郷町 277.0ミリ
 
 [雨の予想]
 3日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 50ミリ
  東部 60ミリ
 4日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 10ミリ
  東部 10ミリ
 3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 70ミリ
  東部 80ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらのキキクル(危険度分布)を確認してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する愛知県気象情報」は、3日17時頃に発表する予定です。