大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報 第6号
令和3年 7月 2日16時25分 気象庁発表

 関東甲信地方では、梅雨前線の影響で3日にかけて大雨となる所があるでしょう。引き続き、土砂災害に警戒するとともに、河川の増水や低い土地の浸水に注意・警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。

 [気象状況と予想]
  梅雨前線が西日本から東日本の太平洋側に停滞しています。前線は次第に日本海まで北上し、4日から5日にかけて、前線上の低気圧が日本海を東北東へ進む見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
 
 [防災事項]
  関東甲信地方では、3日にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。また甲信地方を中心に4日も大雨が続くおそれがあります。引き続き、土砂災害に警戒するとともに、河川の増水や低い土地の浸水に注意・警戒してください。
  関東甲信地方では、3日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。
 
 [量的予想]
 <雨の予想>
 2日から3日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部 30ミリ
  関東地方南部 30ミリ
  甲信地方   30ミリ
  伊豆諸島   30ミリ
 
 2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部  80ミリ
  関東地方南部 120ミリ
  甲信地方   100ミリ
  伊豆諸島   120ミリ
 
 その後、3日18時から4日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部  50から100ミリ
  関東地方南部  50から100ミリ
  甲信地方   100から150ミリ
  伊豆諸島    50から100ミリ
 です。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」は3日6時頃に発表する予定です。