大雨に関する近畿地方気象情報 第4号
令和3年 7月 3日06時43分 大阪管区気象台発表

 近畿地方では、3日昼前にかけて土砂災害に警戒してください。

  梅雨前線が西日本から東日本の太平洋側に停滞しています。前線は4日にかけて近畿地方を北上し、日本海まで達する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動の活発な状態が続くでしょう。
  近畿地方では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。
  近畿地方では大気の不安定な状態が続き、局地的に雷雲が発達する見込みです。
 
 [雨の実況]
  降り始め(6月30日11時00分)から7月3日6時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  京都府
    京都市中京区 179.0ミリ
  滋賀県
      近江八幡 119.0ミリ
     甲賀市信楽 113.0ミリ
  大阪府
      河内長野 106.0ミリ
  和歌山県
    古座川町西川 453.0ミリ
   那智勝浦町色川 406.0ミリ
  奈良県
    下北山村佐田 268.5ミリ
    十津川村葛川 258.0ミリ
 
 [雨の予想]
  近畿地方では、3日朝は局地的に雷を伴った激しい雨の降るおそれがあります。その後も断続的に雨が降り、4日にかけて総降水量は多くなる見込みです。
 3日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  近畿中部 30ミリ
  近畿南部 40ミリ
 3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  近畿北部 80ミリ
  近畿中部 90ミリ
  近畿南部 100ミリ
 その後、4日6時から5日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  近畿北部 50から100ミリ
  近畿中部 50から100ミリ
  近畿南部 50から100ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に警戒してください。
  低い土地の浸水や河川の増水、落雷や突風に注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
  この情報は「大雨と突風及び落雷に関する近畿地方気象情報」を引き継ぐものです。
  次の「大雨に関する近畿地方気象情報」は、3日16時頃に発表する予定です。