大雨と突風及び落雷に関する近畿地方気象情報 第3号
令和3年 7月 2日16時11分 大阪管区気象台発表

 近畿南部では、3日昼前にかけて土砂災害に警戒してください。近畿地方では、3日昼前にかけて低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。

  梅雨前線が西日本から東日本の太平洋側に停滞しています。前線は3日にかけて西日本に停滞し、その後近畿地方を北上し、4日には日本海に達する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動の活発な状態が続くでしょう。
  近畿地方では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。
  近畿地方では大気の非常に不安定な状態が続き、局地的に雷雲が発達する見込みです。
  近畿中部でも、雨雲が予想より発達した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(6月30日11時00分)から7月2日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  和歌山県
    古座川町西川 395.5ミリ
   那智勝浦町色川 355.5ミリ
  奈良県
    下北山村佐田 215.0ミリ
    十津川村葛川 206.5ミリ
 
 [雨の予想]
  近畿地方では、3日昼前にかけて局地的に雷を伴った激しい雨の降るおそれがあります。その後も雨は降り続き、4日にかけて総降水量は多くなる見込みです。
 2日から3日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  近畿北部 30ミリ
  近畿中部 30ミリ
  近畿南部 40ミリ
 2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  近畿北部 50ミリ
  近畿中部 100ミリ
  近畿南部 120ミリ
 その後、3日18時から4日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  近畿北部 50から100ミリ
  近畿中部 50から100ミリ
  近畿南部 100から150ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に警戒してください。
  低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。
  竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「大雨と突風及び落雷に関する近畿地方気象情報」は、3日6時頃に発表する予定です。