大雨と雷及び突風に関する愛知県気象情報 第4号
令和3年 7月 2日05時42分 名古屋地方気象台発表

 愛知県では、引き続き3日にかけて、雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。

 [気象概況]
  梅雨前線が東海地方に停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となっています。梅雨前線は、引き続き東海地方に停滞するため、3日にかけて雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降り、総降水量が多くなって大雨となる所があるでしょう。
  雨雲が予想より発達した場合には、現在警報を発表していない地域でも、警報級の大雨となる可能性があります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(6月30日8時00分)から7月2日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
     豊橋市神野新田町 162.0ミリ
       田原市高松町 152.0ミリ
       田原市伊良湖 140.0ミリ
        新城市富沢 134.5ミリ
   新城市作手高里木戸口 117.0ミリ
 
 [雨の予想]
 2日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 50ミリ
  東部 60ミリ
 3日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 40ミリ
  東部 40ミリ
 2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 150ミリ
  東部 200ミリ
 その後、3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 50から100ミリ
  東部 50から100ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらのキキクル(危険度分布)を確認してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する愛知県気象情報」は、2日17時頃に発表する予定です。