大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報 第5号
令和3年 7月 2日05時36分 気象庁発表
関東甲信地方では、梅雨前線の影響で3日にかけて大雨となる所があるでしょう。引き続き、土砂災害に厳重に警戒するとともに、河川の増水や低い土地の浸水に注意・警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
[気象状況と予想]
梅雨前線が西日本から東日本の太平洋側にのびており、3日にかけて次第に北上する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では、2日は大気の状態が非常に不安定となり、3日は大気の状態が不安定となるでしょう。
[防災事項]
関東甲信地方では、2日夕方にかけて雷を伴った激しい雨や局地的に非常に激しい雨が降り、また3日未明から昼前にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。引き続き、土砂災害に厳重に警戒するとともに、河川の増水や低い土地の浸水に注意・警戒してください。
関東甲信地方では、2日は大気の状態が非常に不安定となる見込みです。落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。
[雨の実況]
降り始め(6月30日10時00分)から7月2日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
千葉県
館山 144.5ミリ
勝浦 143.0ミリ
東京都
新島川原 345.5ミリ
利島 297.0ミリ
神奈川県
箱根 167.5ミリ
[量的予想]
<雨の予想>
2日から3日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 30ミリ
関東地方南部 40ミリ
甲信地方 30ミリ
伊豆諸島 50ミリ
2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 80ミリ
関東地方南部 180ミリ
甲信地方 150ミリ
伊豆諸島 200ミリ
その後、3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 50から100ミリ
関東地方南部 50から100ミリ
甲信地方 50から100ミリ
伊豆諸島 50から100ミリ
です。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」は2日16時頃に発表する予定です。