大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報 第4号
令和3年 7月 1日16時13分 気象庁発表
関東甲信地方では、梅雨前線の影響で2日にかけて大雨となる所があるでしょう。引き続き、土砂災害に厳重に警戒するとともに、河川の増水や低い土地の浸水に注意・警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
[気象状況と予想]
梅雨前線が華中から関東地方の沿岸を通って日本の東にのびています。前線は2日にかけて関東地方の沿岸に停滞する見込みです。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では、2日にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
[防災事項]
関東甲信地方では、2日にかけて雷を伴った激しい雨や局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。引き続き、土砂災害に厳重に警戒するとともに、河川の増水や低い土地の浸水に注意・警戒してください。
関東甲信地方では、2日にかけて大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。
[雨の実況]
降り始め(6月30日10時00分)から7月1日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
千葉県
勝浦 116.0ミリ
東京都
新島川原 304.0ミリ
利島 237.5ミリ
神津島空港 211.0ミリ
神奈川県
箱根 120.0ミリ
また、新島川原では1日の15時40分までの24時間降水量が302.0ミリとなり、2003年の統計開始以来の極値を更新しました。
[量的予想]
<雨の予想>
1日から2日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 30ミリ
関東地方南部 40ミリ
甲信地方 30ミリ
伊豆諸島 50ミリ
1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 70ミリ
関東地方南部 150ミリ
甲信地方 150ミリ
伊豆諸島 200ミリ
です。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」は2日6時頃に発表する予定です。