大雨と突風及び落雷に関する近畿地方気象情報 第2号
令和3年 7月 2日05時48分 大阪管区気象台発表
近畿南部では、2日夕方にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。近畿地方では、3日昼前にかけて低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。
梅雨前線が西日本から東日本の太平洋側にのびており、3日にかけて次第に北上する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動の活発な状態が続くでしょう。
近畿地方では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。
近畿地方では大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達する見込みです。
近畿中部でも、雨雲が予想より発達した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
[雨の実況]
降り始め(6月30日11時00分)から7月2日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
和歌山県
古座川町西川 318.5ミリ
潮岬 311.5ミリ
奈良県
下北山村佐田 166.0ミリ
十津川村葛川 140.5ミリ
[雨の予想]
近畿地方では、3日昼前にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨の降るおそれがあります。その後も雨は降り続き、4日にかけて総降水量は多くなる見込みです。
2日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
近畿北部 30ミリ
近畿中部 40ミリ
近畿南部 50ミリ
3日に予想される1時間降水量は、多い所で、
近畿南部 30ミリ
2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
近畿北部 50ミリ
近畿中部 120ミリ
近畿南部 180ミリ
その後、3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
近畿北部 50から100ミリ
近畿中部 50から100ミリ
近畿南部 100から150ミリ
[防災事項]
土砂災害に厳重に警戒してください。
低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。
竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
次の「大雨と突風及び落雷に関する近畿地方気象情報」は、2日16時頃に発表する予定です。