大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報 第1号
令和3年 6月30日16時19分 気象庁発表

 関東甲信地方では、梅雨前線や暖かく湿った空気の影響で、7月1日から2日にかけて大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。

 [気象状況と予想]
  梅雨前線が華中から日本の南を通って日本の東へのびています。7月1日は前線が伊豆諸島付近を北上し、2日にかけて関東地方の沿岸に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
 
 [防災事項]
  関東甲信地方では7月1日明け方から夕方にかけて、伊豆諸島では7月1日未明から2日にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。前線の活動が予想より活発になった場合は、警報級の大雨となる可能性があります。
  また、関東甲信地方では、7月1日は、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
 
 [量的予想]
 <雨の予想>
 7月1日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部 30ミリ
  関東地方南部 40ミリ
  甲信地方   30ミリ
  伊豆諸島   40ミリ
 30日18時から7月1日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部  80ミリ
  関東地方南部 150ミリ
  甲信地方   100ミリ
  伊豆諸島   180ミリ
 その後、1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部  50から100ミリ
  関東地方南部 100から150ミリ
  甲信地方   100から150ミリ
  伊豆諸島   100から200ミリ
 の見込みです。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」は7月1日6時頃に発表する予定です。