大雨に関する東海地方気象情報 第5号
令和3年 5月21日16時10分 名古屋地方気象台発表
東海地方では、これまでの大雨により増水している河川や地盤の緩んでいる所があります。引き続き21日夕方にかけて河川の増水や氾濫に警戒し、夜遅くまで土砂災害に警戒してください。
[気象概況]
日本海には低気圧があって東北東に進んでいます。低気圧からのびる寒冷前線が東日本を通過しています。東海地方では、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、断続的に強い雨の降っている所があり、5月としては記録的な大雨となっています。
東海地方では、引き続き21日夜のはじめ頃にかけて暖かく湿った空気が流れ込むため大気の状態が不安定となるでしょう。
また、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
[雨の実況]
降り始め(20日7時00分)から21日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
愛知県
豊根村茶臼山 223.5ミリ
豊田市小原町 159.5ミリ
新城市作手高里木戸口 145.5ミリ
岐阜県
下呂市萩原 197.5ミリ
揖斐川 196.5ミリ
郡上市ひるがの 180.0ミリ
三重県
御浜 111.0ミリ
いなべ市北勢 101.5ミリ
桑名 89.5ミリ
静岡県
藤枝市高根山 206.5ミリ
浜松市春野 179.0ミリ
森町三倉 177.0ミリ
[雨の予想]
21日18時から22日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
愛知県 15ミリ
岐阜県 30ミリ
三重県 10ミリ
静岡県 30ミリ
[防災事項]
土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒し、低い土地の浸水、落雷、突風、降ひょうに注意してください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらのキキクル(危険度分布)を確認してください。
次の「大雨に関する東海地方気象情報」は、21日23時頃に発表する予定です。