大雨に関する愛知県気象情報 第4号
令和3年 5月21日05時24分 名古屋地方気象台発表
愛知県では、21日夜のはじめ頃にかけて、雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
[気象概況]
梅雨前線上の低気圧が日本海西部にあって、発達しながら北東へ進んでいます。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、愛知県では大気の状態が不安定となっており、強い雨の降っている所があります。
低気圧が発達しながら日本海を進み、前線が21日夜のはじめ頃にかけて東海地方を通過するため、愛知県では引き続き大気の状態が不安定となるでしょう。
このため、21日夜のはじめ頃にかけて、雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨の降る所があり、山の南から南西斜面を中心に総降水量が多くなり、5月として記録的な大雨となるおそれがあります。
[雨の実況]
降り始め(20日9時00分)から21日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
豊根村茶臼山 109.0ミリ
新城市作手高里木戸口 75.0ミリ
豊田市阿蔵町 64.0ミリ
新城市富沢 64.0ミリ
豊田市小原町 56.0ミリ
[雨の予想]
21日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 30ミリ
東部 50ミリ
21日6時から22日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 120ミリ
東部 180ミリ
[防災事項]
土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷、突風、降ひょうに注意してください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらのキキクル(危険度分布)を確認してください。
次の「大雨に関する愛知県気象情報」は、21日17時頃に発表する予定です。