大雨と落雷及び突風に関する熊本県気象情報 第7号
令和3年 5月20日16時17分 熊本地方気象台発表

 熊本県では、21日明け方にかけて激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

  梅雨前線は、九州北部地方で活発化しており、21日朝には九州の南海上まで南下する見込みです。 
  このため、熊本県では、大気の状態が非常に不安定となり、21日明け方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。
  これまでの大雨により地盤が緩んでいる所や増水している河川があります。土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(19日22時00分)から20日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
        水俣 196.5ミリ
        五木 166.0ミリ
        山江 163.5ミリ
     芦北町田浦 144.0ミリ
    球磨村一勝地 132.0ミリ
 
 <雨の予想>
 20日から21日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  熊本地方    60ミリ
  阿蘇地方    60ミリ
  天草・芦北地方 60ミリ
  球磨地方    60ミリ
 
 20日18時から21日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  熊本地方    150ミリ
  阿蘇地方    150ミリ
  天草・芦北地方 150ミリ
  球磨地方    150ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  平成28年(2016年)熊本地震の影響を考慮し、一部市町村では洪水の警報・注意報について通常基準より引き下げた暫定基準で運用しています。
 
  次の情報は、21日6時頃に発表する予定です。