大雨に関する東海地方気象情報 第3号
令和3年 5月20日15時58分 名古屋地方気象台発表

 東海地方では、21日夕方にかけて、雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。

 [気象概況]
  梅雨前線が、華中から西日本を通って日本の東へのびており、前線上の対馬近海には低気圧があって東北東へ進んでいます。
  21日は低気圧が発達しながら日本海を進み、寒冷前線が夜にかけて東海地方を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東海地方では大気の状態が不安定となるでしょう。
  このため、21日夕方にかけて、雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨の降る所があり、山の南から南西斜面を中心に総降水量が多くなり、大雨となる所があるでしょう。
 
 [雨の予想]
 20日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  愛知県 30ミリ
  岐阜県 30ミリ
  三重県 30ミリ
  静岡県 40ミリ
 21日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  愛知県 50ミリ
  岐阜県 40ミリ
  三重県 40ミリ
  静岡県 50ミリ
 20日18時から21日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  愛知県 250ミリ
  岐阜県 250ミリ
  三重県 180ミリ
  静岡県 300ミリ
 その後、21日18時から22日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  愛知県 およそ50ミリ
  岐阜県 およそ50ミリ
  三重県 およそ50ミリ
  静岡県 およそ50ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷、突風、降ひょう注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらのキキクル(危険度分布)を確認してください。
  次の「大雨に関する東海地方気象情報」は、21日5時頃に発表する予定です。