大雨と突風に関する九州北部地方（山口県を含む）気象情報　第６号
令和３年　５月２０日１５時４５分　福岡管区気象台発表

　九州北部地方では、２１日朝にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

　　梅雨前線は、九州北部地方で活発化しており、２１日朝には九州の南海上まで南下する見込みです。　
　　このため、九州北部地方では、大気の状態が非常に不安定となり、２１日明け方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。これまでの大雨により地盤が緩んでいる所があり、土砂災害に厳重に警戒が必要です。
　　また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
　　
　＜雨の実況＞
　　降り始め（１９日２２時００分）から２０日１５時００分までの降水量（アメダスによる速報値）
　　福岡県
　　　　　八女市黒木　１２５．０ミリ
　　　久留米市耳納山　１２３．５ミリ
　　佐賀県
　　　　　　　伊万里　１１５．５ミリ
　　　　　　　　嬉野　１０６．０ミリ
　　大分県
　　　　日田市椿ヶ鼻　１３４．０ミリ
　　長崎県
　　　佐世保市干尽町　１００．０ミリ
　　熊本県
　　　　　　　　水俣　１８７．５ミリ
　　　　　　　　五木　１６４．０ミリ
　
　＜雨の予想＞
　２０日から２１日にかけて予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　山口県　４０ミリ
　　福岡県　５０ミリ
　　佐賀県　５０ミリ
　　長崎県　５０ミリ
　　大分県　５０ミリ
　　熊本県　６０ミリ
　
　２０日１８時から２１日１８時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　山口県　１２０ミリ
　　福岡県　１２０ミリ
　　佐賀県　１２０ミリ
　　長崎県　１２０ミリ
　　大分県　１２０ミリ
　　熊本県　１５０ミリ
　
　＜防災事項＞
　　土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
　　落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
　　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
　
　　今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
　
　　土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル（危険度分布）に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
　
　　次の情報は、２１日０５時頃に発表する予定です。