大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号
令和3年 5月20日04時55分 気象庁発表
西日本から東日本の広い範囲で、21日にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、西日本を中心に、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
[気圧配置など]
梅雨前線が、華中から九州南部付近を通って日本の東へのびています。前線上の長江下流付近には低気圧があって発達しながら東北東へ進み、21日には日本海へ進む見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本から東日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となり、21日にかけて前線の活動が活発となるでしょう。
[防災事項]
<大雨>
西日本から東日本では、21日にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
21日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
九州南部、九州北部、四国、近畿地方 250ミリ
東海地方 200ミリ
関東甲信地方 120ミリ
中国、北陸地方 100ミリ
その後、22日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東海地方 200から300ミリ
近畿、関東甲信地方 100から200ミリ
北陸地方 100から150ミリ
の見込みです。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。特に九州南部、九州北部地方では地盤の緩んでいる所があり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。
<雷・突風>
西日本を中心に21日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
[補足事項等]
地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は20日17時頃に発表する予定です。