大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第4号
令和3年 5月20日05時04分 福岡管区気象台発表
九州北部地方では、21日明け方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
九州南部にある梅雨前線は、20日夜には対馬海峡まで北上し、前線上の低気圧が発達しながら北東へ進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。
このため、九州北部地方では、21日明け方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
15日から17日の大雨により地盤が緩んでいる所があり、土砂災害に厳重に警戒が必要です。
<雨の予想>
20日から21日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 30ミリ
福岡県 40ミリ
佐賀県 50ミリ
長崎県 50ミリ
大分県 50ミリ
熊本県 60ミリ
20日6時から21日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 120ミリ
福岡県 140ミリ
佐賀県 150ミリ
長崎県 150ミリ
大分県 200ミリ
熊本県 250ミリ
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、20日16時頃に発表する予定です。