令和2年 台風第14号に関する栃木県気象情報 第5号
令和2年10月10日16時34分 宇都宮地方気象台発表
栃木県では、台風第14号と前線の影響で降った雨により、地盤の緩んでいる所や南部では河川が増水している所がありますので、引き続き10日夜遅くにかけて、土砂災害や河川の増水に注意してください。
[気象状況と予想]
台風第14号は、10日15時には八丈島の西南西約290キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心の北側130キロ以内と南側75キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
また、前線が伊豆諸島付近に停滞し、台風の影響で前線の活動が活発となっていますが、栃木県への影響は小さくなっています。
[防災事項]
栃木県では、台風第14号と前線の影響による雨のピークは過ぎつつありますが、これまでに降った雨により、地盤の緩んでいる所や南部では河川が増水している所があります。引き続き10日夜遅くにかけて、土砂災害や河川の増水に注意してください。
[雨の実況]
降り始め(10月9日8時)から10日16時までの総降水量(アメダス速報値)は、
足利 83.5ミリ
栃木 77.5ミリ
小山 76.0ミリ
佐野 74.5ミリ
となっています。
[量的予想]
<雨の予想>
10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部、北部ともに20ミリ
の見込みです。
[補足事項]
今後発表する台風情報、注意報、気象情報に留意してください。
次の「令和2年 台風第14号に関する栃木県気象情報」は、10日23時頃に発表する予定です。