令和２年　台風第１４号に関する長野県気象情報　第２号
令和２年１０月　９日０６時０６分　長野地方気象台発表

　長野県では、台風第１４号や前線の影響を受けるため、１０日にかけて雨が降り続き、大雨となる見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。

　［台風の現況と予想］
　　強い台風第１４号は、９日５時には足摺岬の南にあって、１時間におよそ１０キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は９６５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３５メートル、最大瞬間風速は５０メートルで、中心の北側２２０キロ以内と南側１６５キロ以内では風速２５メートル以上の暴風となっています。
　　台風は強い勢力を維持したまま日本の南を北上し、１０日から１１日にかけて関東甲信地方に接近して、上陸するおそれがあります。また、伊豆諸島付近には前線が停滞しており、台風の北上に伴って前線の活動が活発となる見込みです。
　　このため、長野県では１０日にかけて雨が降り続き、中部と南部では１時間に２０ミリ以上の強い雨の降る所があり、大雨となるでしょう。
　
　［防災事項］
　　長野県では中部と南部を中心に、１０日は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。
　　
　［量的予想］
　＜雨の予想＞
　１０日にかけて予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　北部　１５ミリ
　　中部　２５ミリ
　　南部　２５ミリ
　９日６時から１０日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　北部　３０ミリ
　　中部　５０ミリ
　　南部　８０ミリ
　その後、１０日６時から１１日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　北部　およそ５０ミリ
　　中部　５０から１００ミリ
　　南部　５０から１００ミリ
　です。
　
　［補足事項］
　　今後発表する台風情報、警報、注意報、早期注意情報、気象情報に留意してください。
　　次の「令和２年　台風第１４号に関する長野県気象情報」は、９日１７時頃に発表する予定です。