令和2年 台風第14号に関する栃木県気象情報 第1号
令和2年10月 8日16時16分 宇都宮地方気象台発表

 台風第14号と前線の影響により、栃木県では10日から11日にかけて大雨となる見込みです。台風の進路や前線の活動の程度によっては、警報級の大雨となる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するとともに、北よりの強風にも注意してください。

 [台風の現況と予想]
  強い台風第14号は、8日15時には種子島の南東約280キロの北緯28度40分、東経132度55分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心の北西側165キロ以内と南東側110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の北西側440キロ以内と南東側390キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
  台風は日本の南を発達しながら北上し、10日から11日にかけて関東甲信地方に接近、上陸するおそれがあります。また、伊豆諸島付近には前線が停滞しており、台風の北上に伴って前線の活動が活発となる見込みです。
 
 [防災事項]
 <大雨>
  栃木県では、10日から11日にかけて大雨となる見込みです。台風の進路や前線の活動の程度によっては、警報級の大雨となる可能性もありますので、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
 
 <強風>
  栃木県では、10日から11日にかけて、北よりの強風に注意してください。 
 
 [量的予想]
 <雨の予想>
  9日18時から10日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部、北部共に 50から100ミリ
 の見込みです。
  その後も11日にかけて降水量はさらに増えるでしょう。
 
 [補足事項]
  今後発表する台風情報、警報、注意報、早期注意情報、気象情報に留意してください。
  次の「令和2年 台風第14号に関する栃木県気象情報」は、9日6時頃に発表する予定です。