令和2年台風第14号に関する九州南部・奄美地方気象情報 第8号
令和2年10月 9日04時53分 鹿児島地方気象台発表

 九州南部の沿岸の海域では、9日夕方にかけてうねりを伴った猛烈なしけとなる所がある見込みです。うねりを伴った高波に厳重に警戒してください。九州南部の海上では9日夕方にかけて暴風に警戒してください。

  強い台風第14号は、9日5時には足摺岬の南約270キロにあって、1時間におよそ10キロの速さで北へ進んでいるものと推定されます。
  九州南部・奄美地方は風速15メートル以上の強風域に入っています。
  台風は今後も北寄りに進み、9日昼過ぎにかけて九州南部に最も接近する見込みです。このため、九州南部では10日未明にかけて海上を中心に非常に強い風が吹くおそれがあります。
  また、奄美地方の沿岸の海域では9日夕方にかけて、九州南部の沿岸の海域では10日未明にかけて猛烈なしけや大しけとなる所があるでしょう。
 
 <波の高さの予想>
  9日
   鹿児島県(奄美地方を除く) 10メートル
   奄美地方           7メートル
   宮崎県           10メートル
 10日
   宮崎県            6メートル
 
 <風の予想>
  9日の最大風速(最大瞬間風速)
   鹿児島県(奄美地方を除く) 25メートル(35メートル)
   奄美地方          18メートル(30メートル)
   宮崎県           25メートル(35メートル)
 10日の最大風速(最大瞬間風速)
   宮崎県           20メートル(30メートル)
 
 <防災事項>
  厳重警戒:うねりを伴った高波
  警戒事項:暴風
 
  今後、地元気象台や測候所の発表する警報、注意報、気象情報に留意し、最新の情報を活用してください。台風の進路については、「気象庁ホームページ」などもご利用ください。
 
  次の地方気象情報は、9日11時頃発表する予定です。