令和2年台風第10号に関する九州南部・奄美地方気象情報 第17号
令和2年 9月 7日10時55分 鹿児島地方気象台発表

 九州南部では、7日昼過ぎまでうねりを伴った高波、土砂災害に警戒してください。

  大型で強い台風第10号は、7日11時には対馬市の北約260キロにあって1時間におよそ45キロの速さで北へ進んでいるものと推定され、九州南部・奄美地方から次第に遠ざかっています。
  九州南部の沿岸の海域では、7日昼過ぎにかけてうねりを伴い大しけとなる所があるでしょう。
  また、九州南部ではこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。7日昼過ぎにかけて土砂災害のおそれがあります。
 
 <風の実況>
  9月6日00時から7日10時までの最大瞬間風速と最大風速
 (アメダスによる速報値 単位:メートル)
 奄美地方
  十島村中之島
    最大瞬間風速 46.5  北東 6日14時57分
      最大風速 29.0  北東 6日15時12分
 鹿児島県(奄美地方除く)
  枕崎
    最大瞬間風速 45.9  南東 6日19時49分
      最大風速 30.2 東南東 6日20時52分
 宮崎県
  宮崎市田野
    最大瞬間風速 38.3  南東 6日23時16分
      最大風速 17.5  南東 6日23時21分
 
 <雨の実況>
  9月4日21時から7日10時までの総降水量(アメダス速報値)
 宮崎県
  美郷町神門    599.0ミリ
  えびの市えびの  592.5ミリ
 
 <波の高さの予想>
  7日
   鹿児島県(奄美地方を除く)   5メートル
   奄美地方            5メートル
   宮崎県             7メートル
 
 <防災事項>
  警戒事項:うねりを伴った高波、土砂災害
  注意事項:強風
 
  今後、発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。また、台風の進路、土砂災害や浸水害及び洪水の危険度に関しては「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  これで地方気象情報を終了します。