大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報 第10号
令和2年 9月 6日16時15分 気象庁予報部発表
関東甲信地方では、7日にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。また、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
[気象状況と予想]
日本海には前線が停滞しています。関東甲信地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、上空に寒気を伴った気圧の谷の影響も受け、大気の状態が非常に不安定となっており、雷を伴って激しい雨の降っている所があります。
7日にかけて、南から暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。
[防災事項]
関東甲信地方では、7日にかけて、雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。特に、東から南向きの斜面を中心に、総降水量が多くなる見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。
また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[雨の実況]
降り始め(5日11時00分)から6日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
埼玉県
秩父市浦山 237.0ミリ
秩父市三峰 189.5ミリ
山梨県
上野原 193.0ミリ
東京都
檜原村小沢 240.5ミリ
奥多摩町小河内 188.0ミリ
神奈川県
相模原市相模湖 259.0ミリ
<雨の予想>
6日18時から7日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 100ミリ
関東地方南部 150ミリ
甲信地方 200ミリ
伊豆諸島 80ミリ
その後、7日18時から8日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 50から100ミリ
関東地方南部 100から150ミリ
甲信地方 100から200ミリ
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
この情報は、「大雨と雷及び降ひょうに関する関東甲信地方気象情報」を引き継ぐものです。
次の「大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」は、7日6時頃に発表する予定です。