令和2年 台風第10号に関する兵庫県気象情報 第2号
令和2年 9月 6日05時58分 神戸地方気象台発表
台風第10号の影響により、淡路島南部の海上では、7日はうねりを伴ってしける見込みです。高波に警戒してください。また、南部では、低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水、強風に十分注意してください。
大型で非常に強い台風第10号は、6日4時には奄美大島の南南東約240キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は920ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心の南東側280キロ以内と北西側185キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
台風の北上に伴い、西日本に暖かく湿った空気が流れ込むため、兵庫県では、6日夜のはじめ頃から7日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。雨雲が予想より発達したり停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。また台風の動向によっては暴風となるおそれがあります。
[風の予想]
7日朝から昼過ぎにかけて、南部の海上を中心に南よりの非常に強い風が吹くでしょう。
7日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
北部陸上 12メートル(25メートル)
北部海上 17メートル(30メートル)
南部陸上 18メートル(30メートル)
南部海上 23メートル(35メートル)
[波の予想]
淡路島南部の海上では、7日はうねりを伴ったしけとなる見込みです。
7日に予想される波の高さ
北部 2.5メートル
南部 2.5メートル
淡路島南部 5メートル うねりを伴う
[雨の予想]
南部では、6日夜遅くから7日朝にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
6日から7日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 20ミリ
南部 30ミリ
6日6時から7日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 40ミリ
南部 100ミリ
その後、7日6時から8日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 およそ50ミリ
南部 50から100ミリ
[防災事項]
高波に警戒してください。
低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水、強風に十分注意してください。
竜巻などの激しい突風や落雷、高潮に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
最新の台風情報や、今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
次の「令和2年 台風第10号に関する兵庫県気象情報」は、6日17時頃に発表する予定です。