令和2年台風第10号に関する佐賀県気象情報 第3号
令和2年 9月 5日11時54分 佐賀地方気象台発表

 非常に強い台風第10号は、特別警報級の勢力を維持したまま7日明け方から昼前にかけて九州北部地方に最も接近し、上陸するおそれがあります。

  非常に強い台風第10号は、5日12時には、南大東島の南約170キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいるものと推定されます。
  台風は特別警報級の勢力を維持したまま北上を続け、7日明け方から昼前にかけて九州北部地方に最も接近し、上陸するおそれがあります。
  このため、佐賀県では、6日夜遅くから7日にかけて、非常に強い風や猛烈な風、雷を伴った非常に激しい雨、海上ではうねりを伴った大しけや猛烈なしけとなり、大荒れの天気となる見込みです。
  また、7日にかけて、大気の状態が非常に不安定となり局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。
  台風接近時には潮位が高くなり、海岸や河口付近では浸水や冠水のおそれがあります。なお、潮位が堤防を越えなくても、潮位が高い中で高波があると、波が海岸堤防を越えて浸水するおそれもあります。
 
 <風の予想>
 6日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  唐津地区の沿岸の海域 20メートル(30メートル)
  有明海        18メートル(30メートル)
  陸上         12メートル(25メートル)
 
 7日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  唐津地区の沿岸の海域 30から40メートル(40から60メートル)
  有明海        30から40メートル(40から60メートル)
  陸上         20から24メートル(30から40メートル)
 
 <波の予想>
 6日に予想される波の高さ
  唐津地区の沿岸の海域 3メートル うねりを伴う
  有明海        2メートル
 
 7日に予想される波の高さ
  唐津地区の沿岸の海域 9メートル うねりを伴う
  有明海        2.5メートル
 
 <雨の予想>
 6日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 30ミリ
  北部 30ミリ
 
 6日12時から7日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 300から400ミリ
  北部 300から400ミリ
  
 7日12時から8日12時までに予想される24時間降水量は多い所で
  佐賀県 100から200ミリ
 
 <防災事項>
  暴風、うねりを伴った高波、高潮に厳重に警戒し、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  台風の進路予想や、土砂災害、浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、5日17時頃に発表予定です。