大雨と雷及び突風に関する栃木県気象情報 第8号
令和2年 9月 4日16時54分 宇都宮地方気象台発表

 栃木県では、4日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。大雨による低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に注意・警戒するとともに、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。

 [気象状況と予想]
  東日本は高気圧に緩やかに覆われています。一方、前線が日本海から西日本にのびています。
  栃木県には、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいます。また、日中の昇温により大気の状態が非常に不安定となっています。大気の非常に不安定な状況は4日夜遅くまでに解消しますが、5日も午後から大気の状態が不安定となる見込みです。
 
 [防災事項]
  栃木県では、4日夜のはじめ頃にかけて局地的に雷を伴い1時間50ミリの非常に激しい雨が降る見込みです。なお、5日も午後から局地的に雷を伴い1時間40ミリの激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。予想以上に発達した雨雲が発生・停滞した場合には警報級の大雨のおそれがありますので、低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に注意・警戒してください。また、4日夜遅くにかけて竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物の管理などにも注意してください。
  
 [雨の予想]
 4日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 50ミリ
  南部 50ミリ
 4日18時から5日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 90ミリ
  南部 80ミリ
 の見込みです。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する栃木県気象情報」は5日6時頃に発表する予定です。