令和２年　台風第１０号に関する和歌山県気象情報　第２号
令和２年　９月　５日０５時３６分　和歌山地方気象台発表

　台風第１０号の影響により和歌山県の海上では、うねりを伴った波が次第に高くなり、６日夜遅くから７日にかけて大しけとなる見込みです。高波に警戒してください。また、低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に十分注意してください。

　　非常に強い台風第１０号は、５日３時には南大東島の南南東にあって、１時間におよそ１５キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は９２０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は５０メートル、最大瞬間風速は７０メートルで、中心から半径２２０キロ以内では風速２５メートル以上の暴風となっています。
　　台風の北上に伴い、西日本に暖かく湿った空気が流れ込むため、和歌山県では６日から７日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。雨雲が予想以上に流れ込んだ場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
　
　［波の予想］
　　６日に予想される波の高さ
　　北部　５メートル　うねりを伴う
　　南部　６メートル　うねりを伴う
　　７日に予想される波の高さ
　　北部　６から８メートル　うねりを伴う
　　南部　６から８メートル　うねりを伴う
　
　［雨の予想］
　　６日から７日にかけて、南部を中心に局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
　５日６時から６日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　北部　５０ミリ
　　南部　５０ミリ
　その後、６日６時から７日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　北部　１００から１５０ミリ
　　南部　１００から２００ミリ
　その後、７日６時から８日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　北部　１００から２００ミリ
　　南部　２００から３００ミリ
　　　　
　［防災事項］
　　高波に警戒してください。
　　低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に十分注意してください。
　　強風、高潮、落雷、突風に注意してください。
　
　［補足事項］
　　最新の台風情報や、今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
　　次の「令和２年　台風第１０号に関する和歌山県気象情報」は、５日１７時頃に発表する予定です。