令和２年台風第１０号に関する山口県気象情報　第２号
令和２年　９月　５日０６時１５分　下関地方気象台発表

　非常に強い台風第１０号は、７日午前に山口県に接近するおそれがあります。暴風、うねりを伴った高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に警戒してください。

　　非常に強い台風第１０号は、５日０４時には南大東島の南南東約３００キロにあって、１時間におよそ１５キロの速さで西北西へ進んでいます。
　　台風は、北上を続け、７日午前に非常に強い勢力で山口県に接近するおそれがあります。台風が予報円の中心付近を進みますと、山口県の早い所では、６日夜のはじめ頃に風速１５メートル以上の強風域に入る見込みです。
　　このため、山口県では、６日は次第に風が強くなり、７日は非常に強い風が吹き、雷を伴った非常に激しい雨が降って、大荒れの天気となる見込みです。海上ではうねりを伴った大しけとなるでしょう。
　　台風接近時には潮位が高くなり、海岸や河口付近では浸水や冠水のおそれがあります。
　　また、７日にかけて、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるため、局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。
　
　＜風の予想＞
　６日に予想される最大風速（最大瞬間風速）
　　日本海側　１８メートル（３０メートル）
　　瀬戸内側　１５メートル（２５メートル）
　　陸上　　　１２メートル（２５メートル）
　７日に予想される最大風速（最大瞬間風速）
　　日本海側　２５から２９メートル（３５から４５メートル）
　　瀬戸内側　２０から２４メートル（２５から３５メートル）
　　陸上　　　２０から２４メートル（３０から４０メートル）
　
　＜波の予想＞
　６日に予想される波の高さ
　　日本海側　３メートル　　　うねりを伴う
　　瀬戸内側　２．５メートル
　７日に予想される波の高さ
　　日本海側　６から８メートル　うねりを伴う
　　瀬戸内側　４から５メートル
　
　＜雨の予想＞
　６日に予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　西部　３０ミリ
　　中部　３０ミリ
　　東部　３０ミリ
　　北部　３０ミリ
　６日０６時から７日０６時までに予想される２４時間降水量は、多い所で、
　　１００から１５０ミリ
　７日０６時から８日０６時までに予想される２４時間降水量は、多い所で、
　　１００から２００ミリ
　
　＜防災事項＞
　　暴風、うねりを伴った高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に警戒してください。
　　落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
　
　　今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
　　台風の進路予想や、土砂災害、浸水害、洪水の危険度分布に関しては「気象庁ホームページ」などを確認してください。
　　
　　次の情報は、５日１７時頃に発表する予定です。