令和2年 台風第10号に関する情報 第11号
令和2年 9月 3日11時22分 気象庁予報部発表

 強い台風第10号は、今後特別警報級の勢力まで発達し、5日から6日にかけて沖縄地方に接近する見込みです。その後も特別警報級の勢力を維持したまま北上を続け、6日から7日にかけて奄美地方から九州に接近または上陸するおそれがあります。

 [台風の現況と予想]
  強い台風第10号は、3日9時には日本の南にあって、1時間におよそ20キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル、
 中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
  台風は今後特別警報級の勢力まで発達し、5日から6日にかけて沖縄地方に接近する見込みです。その後も特別警報級の勢力を維持したまま北上を続け、6日から7日にかけて奄美地方から九州に接近または上陸するおそれがあります。
 
 [防災事項]
  台風の接近に伴い沖縄地方では、大東島地方を中心に次第に風が強まり5日から6日にかけて暴風となる見込みです。奄美地方から西日本でも、6日から7日にかけて広い範囲で暴風となるでしょう。5日は、沖縄地方で猛烈な風が吹き、奄美地方では非常に強い風が吹く見込みです。
  4日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
   沖縄地方 18メートル(30メートル)
  5日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
   沖縄地方 40から50メートル(55から70メートル)
   奄美地方 20から24メートル(25から35メートル)
 です。
  また、沖縄地方では大東島地方を中心に4日から7日にかけて、奄美地方から西日本、東日本太平洋側では5日から7日にかけて、警報級の高波となるでしょう。5日は、沖縄地方でうねりを伴った猛烈なしけとなり、奄美地方ではうねりを伴った大しけとなる見込みです。
  4日に予想される波の高さは、
   沖縄地方  6メートル
  5日に予想される波の高さは、
   沖縄地方 13メートル
   奄美地方  8メートル
 です。
  台風が接近する地方では、記録的な暴風、高波、高潮、大雨となるおそれがありますので、最大級の警戒をしてください。
 
 [補足事項]
  今後の台風情報や、地元気象台が発表する早期注意情報、警報、注意報、
 気象情報に留意してください。次の「令和2年 台風第10号に関する情報(総合情報)」は3日17時頃に発表する予定です。