令和2年台風第10号に関する九州南部・奄美地方気象情報 第1号
令和2年 9月 3日16時36分 鹿児島地方気象台発表

 強い台風第10号は、今後特別警報級の勢力まで発達し、6日から7日にかけて九州南部・奄美地方に接近または上陸するおそれがあります。台風情報等に留意し、最大級の警戒をしてください。

  強い台風第10号は、3日15時には日本の南にあって、1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいます。
  台風は今後特別警報級の勢力まで発達し、特別警報級の勢力を維持したまま、6日から7日にかけて九州南部・奄美地方に接近または上陸するおそれがあります。
  このため、九州南部・奄美地方では、6日から7日にかけて大荒れや大雨となり、海上ではうねりを伴い猛烈にしけるおそれがあります。台風の進路等によっては、高潮のおそれもあります。台風情報等に留意し、最大級の警戒をしてください。 
 
 <風の予想>
  5日の最大風速(最大瞬間風速)
   奄美地方   20から24メートル(25から35メートル)
  6日から7日は、九州南部・奄美地方ではさらに風が強くなる見込みです。
 
 <波の高さの予想>
  5日
   鹿児島県(奄美地方を除く)  6メートル
   奄美地方           8メートル
   宮崎県            5メートル
  6日から7日は、さらに波が高くなる見込みです。
 
 <雨の予想>
  5日18時から6日18時までの予想降水量(多い所)
  24時間降水量
   鹿児島県(奄美地方を除く)  200から300ミリ
   奄美地方           200から300ミリ
   宮崎県            200から300ミリ
 
 <防災事項>
  警戒事項:うねりを伴った高波、暴風、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害
 
  今後、発表する警報、注意報、気象情報に留意し、最新の情報を活用してください。
  また、台風の進路や土砂災害、浸水害及び洪水の危険度に関しては「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の地方気象情報は、この後図形式の気象情報を発表します。文章情報は4日05時頃に発表する予定です。