大雨に関する全般気象情報 第14号
令和2年 7月29日04時59分 気象庁予報部発表

 東北地方では29日昼頃にかけて、局地的にやや強い雨が降り、東日本や九州北部地方では29日夕方にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨や強い雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒・注意してください。

 [気圧配置など]
  梅雨前線が、朝鮮半島から東日本にのびており、佐渡付近には低気圧があってほとんど停滞しています。
  低気圧は29日朝にかけて佐渡付近に停滞し、前線は29日夜にかけて西日本から東日本に停滞する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定となるでしょう。
 
 [防災事項]
  九州北部地方では局地的に非常に激しい雨の降っている所があり、東北地方や北陸地方では、局地的にやや強い雨や強い雨の降っている所があります。東北地方や九州北部地方では、これまでの大雨により、地盤が非常に緩んでいる所があり、東北地方では氾濫の発生している河川もあります。
  東北地方では29日昼頃にかけて、局地的にやや強い雨が降り、東日本や九州北部地方では29日夕方にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨や強い雨が降り、大雨となる所があるでしょう。 
  30日06時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方       100ミリ
   関東甲信地方        60ミリ
   北陸地方          50ミリ
   東北地方          40ミリ 
  の見込みです。
 
  土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒・注意してください。また、落雷や突風、降ひょうに注意してください。
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨に関する全般気象情報」は29日17時頃に発表する予定です。