大雨に関する福島県気象情報 第10号
令和2年 7月28日16時37分 福島地方気象台発表

 福島県では、29日明け方にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。

 【気象状況】
 梅雨前線が朝鮮半島から日本海を通って東北地方に停滞しています。28日夜は、前線上の低気圧が日本海中部を東北東へ進み、東北地方に接近する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、福島県では大気の状態が不安定となっています。
 
 【雨・雷】
 <実況>
  降り始め(27日11時)から28日16時までの降水量は以下の通りです(アメダスによる速報値)。
  福島市鷲倉  99.5ミリ
  新地     97.0ミリ
  伊達市梁川  95.5ミリ
  福島市茂庭  94.0ミリ
  北塩原村桧原 93.0ミリ
  福島     85.0ミリ
  相馬     78.5ミリ
  若松     74.0ミリ
 
 <地域・時期・量的予想>
 福島県では、28日夜遅くにかけて、雷を伴って1時間に40ミリの激しい雨が降り、大雨となる見込みです。
 
 29日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  中通り・浜通り 80ミリ
  会津     100ミリ です。
 
 <防災事項>
 福島県では、土砂災害や洪水の危険度が高まっています。
 がけ崩れ、山崩れ、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫のおそれがあります。29日明け方にかけて、土砂災害や洪水に厳重に警戒し、浸水に警戒してください。また、落雷や突風、ひょうに注意してください。
 
 【補足事項】
 今後発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
 土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」
 などを確認してください。
 次の「大雨に関する福島県気象情報」は、28日23時頃に発表する予定です。