大雨に関する山形県気象情報 第9号
令和2年 7月28日23時11分 山形地方気象台発表

 山形県では、大雨の峠は越えましたが、これまでの記録的な大雨により地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。29日明け方にかけて、土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

 【気象状況】
 梅雨前線が朝鮮半島から日本海を通って東北地方に停滞しています。また、前線上の佐渡付近には低気圧があって東へ進んでいます。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいます。
 
 【雨】
 <実況>
 降り始め(7月26日16時)から28日23時までの総雨量は次のとおりです。(アメダス速報値)
  鶴岡市荒沢    266.5ミリ
  西川町大井沢   247.5ミリ
  小国       232.0ミリ
  長井       222.0ミリ
  大蔵村肘折    216.0ミリ
  大江町左沢    198.5ミリ
  尾花沢      196.0ミリ
  飯豊町高峰    183.0ミリ
  山形       181.5ミリ
  上山中山     180.5ミリ
  村山       173.0ミリ
  東根       170.5ミリ
  
 <地域・時期・量的予想>
 山形県では、大雨の峠は越えましたが、29日明け方にかけて1時間に20ミリの強い雨の降る所がある見込みです。
 
 29日24時までの24時間に予想される雨量は、
  多い所で 50ミリ です。
 
 <防災事項>
 山形県では、これまでの記録的な大雨により、地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。29日明け方にかけて、土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
 
 【補足事項】
 今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
 土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 次の「大雨に関する山形県気象情報」は、29日6時頃に発表する予定です。