大雨に関する岩手県気象情報 第6号
令和2年 7月28日16時40分 盛岡地方気象台発表

 岩手県では、これまでに降った雨により、地盤の緩んでいる所や増水している河川があり、29日明け方にかけて、やや強い雨の降る所があるでしょう。28日夜遅くにかけて土砂災害に警戒し、29日明け方にかけて河川の増水に注意してください。

 【気象状況】
 梅雨前線が朝鮮半島から日本海を通って東北地方に停滞しています。28日夜は、前線上の低気圧が日本海中部を東北東へ進み、東北地方に接近する見込みです。
 
 【雨】
 <実況>
 降り始め(27日12時)から28日16時までの主な地点の総雨量は以下のとおりです(アメダスによる速報値)。
  奥州市米里     136.0ミリ
  宮古市区界     132.5ミリ
  西和賀町湯田    122.5ミリ
  遠野        112.5ミリ
  宮古市川井     110.0ミリ
 
 <地域・時期・量的予想>
 岩手県では、これまでに降った雨により、地盤の緩んでいる所や増水している河川があり、29日明け方にかけて1時間に15ミリのやや強い雨の降る所があるでしょう。
 
 29日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
  内陸と沿岸南部   40ミリ
  沿岸北部      30ミリ です。
 
 <防災事項>
 がけ崩れ、山崩れ、河川の増水のおそれがあります。
 28日夜遅くにかけて土砂災害に警戒し、29日明け方にかけて河川の増水に注意してください。
 
 【補足事項】
 今後、発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
 土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 次の「大雨に関する岩手県気象情報」は、28日23時30分頃に発表する予定です。