大雨に関する東北地方気象情報　第５号
令和２年　７月２８日１６時３４分　仙台管区気象台発表

　東北地方では、２８日夜遅くにかけて雷を伴って激しい雨が降り、大雨となるでしょう。特に２８日夕方は局地的に非常に激しい雨の降る所がある見込みです。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。

　【気象状況】
　梅雨前線が朝鮮半島から日本海を通って東北地方に停滞しています。２８日夜は、前線上の低気圧が日本海中部を東北東へ進み、東北地方に接近する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北地方は大気の状態が不安定となっています。
　
　【雨・雷】
　＜地域・時期・量的予想＞
　東北地方では南部を中心に、２８日夜遅くにかけて、雷を伴って１時間に４０ミリの激しい雨が降り、大雨となる見込みです。特に、２８日夕方は、局地的に１時間に５０ミリの非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
　
　２９日１８時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で
　　東北日本海側　１００ミリ
　　東北太平洋側　　８０ミリ　です。
　
　＜防災事項＞
　東北地方では、記録的な大雨となっており、土砂災害や洪水の危険度が非常に高まっている所があります。
　東北地方では、２９日明け方にかけて、土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、２８日夜のはじめ頃にかけて、低い土地の浸水に警戒してください。落雷や突風、ひょうにも注意が必要です。
　
　【補足事項】
　今後、地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
　次の「大雨に関する東北地方気象情報」は、２９日５時３０分頃に発表する予定です。