大雨に関する岐阜県気象情報　第１０号
令和２年　７月２８日０５時２０分　岐阜地方気象台発表

　岐阜県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。土砂災害に厳重に警戒してください。

　［気象概況］
　　梅雨前線が、日本海に停滞しています。前線上の日本海西部には低気圧があって東北東に進んでいます。２９日にかけて、前線上の低気圧が北陸地方の沿岸部に進み、前線が西日本から東日本に停滞するでしょう。
　　岐阜県では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となるため、２８日夜遅くにかけて雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
　　岐阜県では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
　
　［雨の実況］
　　降り始め（２４日５時００分）から２８日５時００分までの降水量（アメダスによる速報値）
　　　　　下呂市萩原　４１４．５ミリ
　　　　　高山市船山　３１４．０ミリ
　　　郡上市ひるがの　２６０．５ミリ
　　　　　郡上市長滝　２５１．５ミリ
　　　　高山市丹生川　２４５．５ミリ
　
　［雨の予想］
　２８日に予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　美濃地方　４０ミリ
　　飛騨地方　４０ミリ
　２８日６時から２９日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　美濃地方　１２０ミリ
　　飛騨地方　１５０ミリ
　
　［防災事項］
　　土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷、突風、降ひょうに注意してください。
　
　［補足事項］
　　今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、１０分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
　　この情報は「大雨と雷及び突風に関する岐阜県気象情報」を引き継ぐものです。
　　次の「大雨に関する岐阜県気象情報」は、２８日１７時頃に発表する予定です。