大雨と雷及び突風に関する岐阜県気象情報　第８号
令和２年　７月２７日１６時５２分　岐阜地方気象台発表

　岐阜県では、２８日にかけて雷を伴って激しい雨が降り、大雨となるでしょう。土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

　［気象概況］
　　梅雨前線が東シナ海から日本海をとおり東北地方へのびています。前線は２８日にかけて日本海から東北地方に停滞し、前線上の低気圧が日本海中部を東に進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。岐阜県では２８日にかけて雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる見込みです。
　　岐阜県では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
　
　［雨の実況］
　　降り始め（２４日５時００分）から２７日１６時００分までの降水量（アメダスによる速報値）
　　　　　下呂市萩原　３１２．０ミリ
　　　　　高山市船山　２６８．０ミリ
　　　　　　　　高山　２２９．０ミリ
　　　　　郡上市長滝　２２７．０ミリ
　　　郡上市ひるがの　２２５．５ミリ
　
　［雨の予想］
　２７日から２８日にかけて予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　美濃地方　４０ミリ
　　飛騨地方　４０ミリ
　２７日１８時から２８日１８時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　美濃地方　１００ミリ
　　飛騨地方　１２０ミリ
　その後、２８日１８時から２９日１８時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　美濃地方　１００から１５０ミリ
　　飛騨地方　１００から１５０ミリ
　
　［防災事項］
　　これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。土砂災害に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
　
　［補足事項］
　　今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、１０分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
　　次の「大雨と雷及び突風に関する岐阜県気象情報」は、２８日６時頃に発表する予定です。