大雨に関する静岡県気象情報 第14号
令和2年 7月28日05時18分 静岡地方気象台発表(訂正)

 静岡県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、28日昼前にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。

 [気象概況]
  梅雨前線が、日本海に停滞しています。前線上の日本海西部には低気圧があって東北東に進んでいます。29日にかけて、前線上の低気圧が北陸地方の沿岸部に進み、前線が西日本から東日本に停滞するでしょう。
  静岡県では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、28日夜遅くにかけて大気の状態が不安定となるでしょう。また、28日明け方にかけて雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
  これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、土砂災害の危険度が高まっている所があります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(24日13時00分)から28日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   浜松市佐久間 421.0ミリ
       富士 400.5ミリ
      御殿場 349.5ミリ
    静岡市清水 331.5ミリ
   藤枝市高根山 310.0ミリ
 
 [雨の予想]
 28日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 40ミリ
  西部 40ミリ
  東部 40ミリ
  伊豆 40ミリ
 28日6時から29日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 80ミリ
  西部 80ミリ
  東部 80ミリ
  伊豆 80ミリ
 
 [防災事項]
  これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、突風、降ひょうに注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
  この情報は「大雨と雷及び突風に関する静岡県気象情報」を引き継ぐものです。
  次の「大雨に関する静岡県気象情報」は、28日17時頃に発表する予定です。
 
 [訂正事項]
  気象概況を訂正しました。