大雨と雷及び突風に関する静岡県気象情報 第12号
令和2年 7月27日16時45分 静岡地方気象台発表

 静岡県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、28日にかけて土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

 [気象概況]
  梅雨前線が東シナ海から日本海を通り東北地方へのびています。前線は28日にかけて日本海から東北地方に停滞し、28日は前線上の低気圧が日本海中部を東に進む見込みです。
  引き続き、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、28日にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。静岡県では、雷を伴って激しい雨が降り、28日にかけて大雨となる見込みです。
  静岡県では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、土砂災害の危険度が高まっている所があります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(24日13時00分)から27日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   浜松市佐久間 420.0ミリ
       富士 399.0ミリ
      御殿場 346.5ミリ
    静岡市清水 310.5ミリ
     浜松市熊 301.5ミリ
 
 [雨の予想]
 27日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 30ミリ
  西部 30ミリ
  東部 30ミリ
  伊豆 25ミリ
 28日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 20ミリ
  西部 20ミリ
  東部 20ミリ
  伊豆 15ミリ
 27日18時から28日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 60ミリ
  西部 60ミリ
  東部 60ミリ
  伊豆 50ミリ
 その後、28日18時から29日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 およそ50ミリ
  西部 およそ50ミリ
  東部 およそ50ミリ
  伊豆 およそ50ミリ
 
 [防災事項]
  これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。土砂災害に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する静岡県気象情報」は、28日6時頃に発表する予定です。