大雨と雷及び突風に関する東北地方気象情報 第2号
令和2年 7月27日16時02分 仙台管区気象台発表

 東北地方では、29日にかけて雷を伴って激しい雨が降り、特に28日は局地的に非常に激しい雨の降る所があり、大雨となるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意してください。

 【気象状況】
 梅雨前線が日本海から東北地方を通って、日本の東へのびています。28日は前線上の低気圧が日本海中部を東へ進み、東北地方に接近する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、29日にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
 
 【雨・雷】
 <地域・時期・量的予想>
 東北地方では、29日にかけて雷を伴って1時間に40ミリの激しい雨が降り、特に28日は局地的に1時間に50ミリを超える非常に激しい雨の降る所があり、大雨となるでしょう。
 
 28日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
  東北日本海側 200ミリ
  東北太平洋側 150ミリ 
 
 その後、29日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
  東北日本海側 100から150ミリ
  東北太平洋側  50から100ミリ です。
 
 <防災事項>
 東北地方では、29日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 【補足事項】
 今後、地元気象台等が発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 次の「大雨と雷及び突風に関する東北地方気象情報」は、28日5時30分頃に発表する予定です。