大雨と雷及び突風に関する三重県気象情報 第9号
令和2年 7月27日05時14分 津地方気象台発表
三重県では、引き続き27日夕方にかけて、土砂災害に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。竜巻などの激しい突風、落雷にも注意してください。
[気象概況]
梅雨前線が東シナ海から日本海をとおり東北地方へのびています。前線は28日にかけて日本海から東北地方に停滞する見込みです。三重県では27日夜遅くにかけて、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。27日朝にかけては南斜面を中心に、雷を伴って激しい雨や局地的には非常に激しい雨が降る所がある見込みです。その後も断続的に雨が降るでしょう。
南部を中心に、地盤の緩んでいる所があり、雨の降り方によっては、土砂災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。
[雨の実況]
降り始め(24日9時00分)から27日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
大紀町藤坂峠 267.0ミリ
南伊勢 264.0ミリ
鳥羽 248.5ミリ
尾鷲 229.0ミリ
紀北町紀伊長島 223.0ミリ
[雨の予想]
27日から28日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北中部 30ミリ
南部 50ミリ
27日6時から28日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北中部 50ミリ
南部 70ミリ
[防災事項]
土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する三重県気象情報」は、27日17時頃に発表する予定です。