大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第8号
令和2年 7月26日04時42分 気象庁予報部発表
東日本や西日本では、太平洋側を中心に27日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。
[気圧配置など]
梅雨前線が西日本から東北地方に停滞しています。
前線は、東北地方付近では27日にかけて停滞し、西日本付近では北上して27日には朝鮮半島に達するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため大気の状態が非常に不安定となり、前線活動の活発な状態が続く見込みです。
[防災事項]
東日本太平洋側を中心に、局地的に雷を伴った激しい雨が降っており、土砂災害の危険度が高まっている所があります。
東日本や西日本では、太平洋側を中心に27日にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
27日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東海地方 200ミリ
四国地方 180ミリ
近畿地方 150ミリ
関東甲信地方、中国地方 100ミリ
北陸地方 70ミリ
その後、28日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東海地方 100から200ミリ
四国地方 100から150ミリ
関東甲信地方、北陸地方、近畿地方、中国地方
50から100ミリ
の見込みです。
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
[補足事項等]
地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は26日17時頃に発表する予定です。