大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第5号
令和2年 7月24日16時38分 気象庁予報部発表

 前線の影響で、西日本や東日本では26日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。

 [気圧配置など]
  梅雨前線が西日本や東日本にのびています。前線は26日にかけて西日本付近では停滞しますが、東日本付近では次第に北上するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。
 
 [防災事項]
  西日本では、雷を伴った激しい雨が降っており、土砂災害の危険度が高まっている所があります。
  西日本や東日本では26日にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
  25日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   四国地方        300ミリ
   東海地方        250ミリ
   九州南部、近畿地方   200ミリ
   関東甲信地方      150ミリ
   北陸地方        120ミリ
   中国地方        100ミリ
  その後、26日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   東海地方        200から300ミリ
   四国地方、関東甲信地方 100から200ミリ
   近畿地方、北陸地方   100から150ミリ
   九州南部、中国地方    50から100ミリ
  の見込みです。
 
  土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。 
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は25日5時頃に発表する予定です。