大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号
令和2年 7月24日04時40分 気象庁予報部発表

 低気圧や前線の影響で、西日本では26日にかけて、東日本では24日夜から26日にかけて、大気の状態が非常に不安定となり、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。

 [気圧配置など]
  梅雨前線が対馬海峡から東日本にのびており、前線上の黄海には発達した低気圧があって東に進んでいます。
  低気圧は25日にかけて黄海から朝鮮半島付近へ進み、前線は26日にかけて西日本から東日本や東北地方に停滞する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。
 
 [防災事項]
  九州北部地方では、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降っており、土砂災害の危険度が高まっている所があります。
  西日本では26日にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、東日本では24日夜から26日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
  25日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部、九州南部        300ミリ
   四国地方             250ミリ
   中国地方             200ミリ
   北陸地方、東海地方、近畿地方   100ミリ
  その後、26日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、  
   東海地方、近畿地方、四国地方  100から200ミリ
   北陸地方、九州南部       100から150ミリ
   中国地方             50から100ミリ
  の見込みです。
 
  土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。 
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は24日17時頃に発表する予定です。