大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号
令和2年 7月23日16時09分 気象庁予報部発表

 低気圧や前線の影響で、西日本から東日本では26日頃にかけて、大気の状態が非常に不安定となり、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

 [気圧配置など]
  梅雨前線が西日本から東日本に停滞しており、前線上の黄海には低気圧があって東に進んでいます。
  前線は26日頃にかけて西日本から東日本に停滞し、前線上の低気圧が黄海から朝鮮半島付近へ進むでしょう。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となる見込みです。
 
 [防災事項]
  西日本では26日頃にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、東日本では25日から26日頃にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
  24日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方           300ミリ
   九州南部             180ミリ
   四国地方             150ミリ
   中国地方             100ミリ
  その後、25日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方、九州南部、四国地方 200から300ミリ
   中国地方             100から200ミリ
   北陸地方             100から150ミリ
 の見込みです。
 
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。 
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は24日5時頃に発表する予定です。