大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号
令和2年 7月23日04時44分 気象庁予報部発表

 低気圧や前線の影響で、西日本では23日から26日頃にかけて、大気の状態が非常に不安定となり、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。

 [気圧配置など]
  梅雨前線が西日本から東日本に停滞しており、前線上の黄海には低気圧があって東に進んでいます。
  前線は24日にかけて西日本に停滞し、前線上の低気圧が黄海から朝鮮半島付近へ進むでしょう。その後、前線は26日頃にかけて西日本に停滞する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。
 
 [防災事項]
  九州北部地方では23日夕方から26日頃にかけて、四国地方では24日昼前から26日頃にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
  24日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方      150ミリ
  その後、25日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方、四国地方 200から300ミリ
 の見込みです。
 
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。 
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は23日17時頃に発表する予定です。