大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第2号
令和2年 7月23日05時30分 福岡管区気象台発表

 九州北部地方では、23日夕方から26日頃にかけて局地的に雷を伴い非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

  梅雨前線は24日にかけて対馬海峡付近に停滞し、黄海にある前線上の低気圧が朝鮮半島付近へ進む見込みです。その後、前線は26日頃にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。
  このため、九州北部地方では前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。前線の活動が活発となり、23日夕方から26日頃にかけて局地的に雷を伴い非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
  また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
 
 <雨の予想>
 23日から24日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 50ミリ
  福岡県 50ミリ
  佐賀県 60ミリ
  長崎県 60ミリ
  大分県 60ミリ
  熊本県 60ミリ
 
 23日6時から24日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 100ミリ
  福岡県 120ミリ
  佐賀県 120ミリ
  長崎県 150ミリ
  大分県 120ミリ
  熊本県 120ミリ
 
 その後、24日6時から25日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 100から200ミリ
  福岡県 200から300ミリ
  佐賀県 200から300ミリ
  長崎県 200から300ミリ
  大分県 100から200ミリ
  熊本県 200から300ミリ
 
 <防災事項> 
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、23日16時頃に発表する予定です。