大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第29号
令和2年 7月13日16時53分 気象庁予報部発表

 西日本ではこれから14日にかけて、東日本では14日は、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒・注意してください。

 [気圧配置など]
  梅雨前線が朝鮮半島から西日本を通って伊豆諸島付近にのびています。
  13日夜には前線上の日本海で新たな低気圧が発生し、低気圧は日本海を東へ進んで15日には東日本に接近するでしょう。また、前線は、15日朝にかけて西日本から東日本を通過する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本では14日にかけて、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
 
 [防災事項]
  西日本や東日本ではこれまでの大雨により、土砂災害の危険度が高い所があります。
  西日本ではこれから14日にかけて、東日本では14日は、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。非常に激しい雨は、西日本では13日夜遅くから14日昼前にかけて、東日本では14日未明から14日夜のはじめ頃にかけて降る見込みです。
  また、15日は、日本海の低気圧や前線の影響で、局地的に大雨となるおそれがあります。
 
  14日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、    
   東海地方            250ミリ
   九州北部地方、四国地方     200ミリ
   北陸地方            180ミリ
   九州南部、中国地方、近畿地方、関東甲信地方
                   150ミリ
  15日18時までの48時間に予想される雨量は、多い所で、
   東海地方        250から350ミリ
   九州北部地方、四国地方 200から250ミリ
   北陸地方        180から200ミリ
   九州南部、中国地方、近畿地方、関東甲信地方
               150から200ミリ
  の見込みです。
 
  土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒・注意してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は14日5時頃に発表する予定です。