大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第3号
令和2年 7月14日05時10分 福岡管区気象台発表
九州北部地方では、14日朝にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降るでしょう。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。
九州北部地方を南下中の梅雨前線は、14日夜には九州南海上まで南下する見込みです。梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となっています。
このため、九州北部地方では、14日昼前まで雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降るでしょう。
九州北部地方では、これまでの記録的な大雨により広い範囲で地盤が緩んでいる所や増水している河川があり、土砂災害や洪水の危険度が高くなるおそれがあります。
また、14日まで落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
<雨の実況>
降り始め(12日14時00分)から14日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
山口県
岩国市羅漢山 182.5ミリ
福岡県
添田町英彦山 143.5ミリ
佐賀県
鳥栖 101.0ミリ
長崎県
対馬市厳原 231.0ミリ
<雨の予想>
14日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 40ミリ
福岡県 60ミリ
佐賀県 60ミリ
長崎県 60ミリ
大分県 70ミリ
熊本県 60ミリ
14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 50ミリ
福岡県 100ミリ
佐賀県 100ミリ
長崎県 100ミリ
大分県 100ミリ
熊本県 100ミリ
<防災事項>
土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、14日15時30分頃に発表する予定です。