大雨と雷及び突風に関する全般気象情報　第２８号
令和２年　７月１３日０４時５９分　気象庁予報部発表

　西日本では１４日にかけて、東日本では１４日は、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒・注意してください。

　［気圧配置など］
　　梅雨前線が黄海から九州北部地方を通り、伊豆諸島付近にのびています。また、梅雨前線上の黄海には低気圧があって東北東に進んでいます。
　　低気圧は１４日にかけて黄海を進む見込みです。また、前線上に新たに発生した低気圧が１３日夜から１４日にかけて日本海を東北東に進み、前線が西日本を通過していく見込みです。１４日にかけて前線の活動は活発となり、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本では１４日にかけて、東日本では１４日は大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
　
　［防災事項］
　　西日本や東日本ではこれまでの大雨により、土砂災害の危険度が高まっている所があります。西日本では１４日にかけて、東日本では１４日は、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
　　また、西日本や東日本では１５日は、西日本から東日本の太平洋側に停滞する前線や日本海の低気圧の影響で、局地的に大雨が続くおそれがあります。
　
　　１４日０６時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で、　　　　
　　　九州北部地方　　　　　　　　　　　２００ミリ
　　　中国地方　　　　　　　　　　　　　１５０ミリ
　　　関東甲信地方、東海地方、北陸地方、四国地方
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１２０ミリ
　　　近畿地方、九州南部　　　　　　　　１００ミリ
　　１５日０６時までの４８時間に予想される雨量は、多い所で、
　　　近畿地方、四国地方、九州北部地方
　　　　　　　　　　　　　　　２００から３００ミリ
　　　九州南部　　　　　　　　１００から３００ミリ
　　　関東甲信地方、東海地方　１５０から２５０ミリ
　　　北陸地方、中国地方　　　１５０から２００ミリ
　　の見込みです。
　
　　土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒・注意してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
　
　［補足事項等］
　　地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は１３日１７時頃に発表する予定です。