大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第27号
令和2年 7月12日16時26分 気象庁予報部発表

 西日本では13日から、東日本では14日には、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。西日本や東日本では土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒・注意し、東北地方では河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、土砂災害に警戒してください。

 [気圧配置など]
  梅雨前線が九州付近から伊豆諸島付近にのびています。13日から14日にかけて前線上の低気圧が日本海に進む見込みです。前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、13日は西日本中心に、14日は西日本や東日本では、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
 
 [防災事項]
  西日本から東北地方では、これまでの大雨により、土砂災害の危険度が高まっている所があり、東北地方では増水している河川があります。
  西日本では13日から、東日本では14日には、局地的に雷を伴った激しい雨が降るでしょう。
 
  13日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、    
   九州北部地方      150ミリ
   中国地方        120ミリ
  14日18時までの48時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方、四国地方
          200から300ミリ
   中国地方、近畿地方、北陸地方、東海地方、関東甲信地方
          150から250ミリ
   九州南部   100から200ミリ
  の見込みです。
 
  西日本や東日本では14日にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒・注意してください。
  東北地方では13日昼前にかけて河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、12日夜遅くにかけて土砂災害に警戒してください。
  また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は13日5時頃に発表する予定です。